このところなんだか疲れやすくて、「疲れない身体が欲しい!」と感じている人もいるのではないでしょうか。疲れにくい身体を作るには日頃の予防が大事です。簡単な呼吸法やストレッチ、日光浴などで疲れにくい身体を目指しませんか?
疲れにくい呼吸方法
ストレスをやわらげてリラックスしたいなら、ヨガで用いられる呼吸法を取り入れてみてはいかがでしょう。ヨガの基本の呼吸法は腹式呼吸です。腹式呼吸のやり方は、お腹を膨らませるようにたっぷり空気を吸い込んだら、お腹がへこむまでゆっくりと息を吐き切るというもの。この腹式呼吸を行うと、副交感神経が優位になり、リラックスできると言われています。
腹式呼吸は、口呼吸ではなく、鼻から吸った空気を鼻から吐く「鼻呼吸」で行うのがおすすめです。鼻から空気を吸うときには交感神経が、鼻から息を吐くときには副交感神経が優位になるため、鼻呼吸をゆっくり繰り返すことで自律神経が整うとされます。リフレッシュしたいときなどに、取り入れてみてくださいね。
朝の運動・ストレッチ
自律神経のバランスを整えるには、朝のストレッチはとても有効です。ストレッチで血流が促されると、心身が目覚め、体温や血圧が上がって内臓機能も活発になります。また就寝時の副交感神経が優位となる休息モードから、交感神経が優位となる日中の活動モードに切り替わりやすくなることで、夜には自然と眠気が訪れるとされています。乱れがちな生活のリズムが整いやすくなるので、毎日の日課にするといいですね。
ストレッチで期待できる効果はほかにもあります。睡眠中に呼吸が浅くなると、脳や身体が酸素不足の状態になって、起きたときに頭が痛くなる人もいます。そんなとき深く呼吸しながらゆっくりとストレッチを行えば、肺にも脳にも酸素がたっぷりと送られて、頭痛をやわらげるなどの効果が期待できます。頭痛が続く場合や痛みが解消されない場合などは、自己診断せずに医師に相談することをおすすめします。
健康には日光を浴びることが大切
日光をあまり浴びずにいると、ビタミンD不足を招くことがあります。ビタミンDには腸管でのカルシウムの吸収を促進し、骨の形成を助ける働きがあり、不足すると身体に不調が現れることもあると言われているので注意が必要です。
特に女性は美肌のために紫外線を避けがちですが、1日数分でよいので日光に当たりましょう。できればしっかりと日光浴をしたいところですが、どうしても紫外線が気になる場合は手のひらに日光を浴びるだけでもビタミンDが活性化されると言われています。 またビタミンDは食事やサプリメントなどで補うこともできるので、日光浴とともに上手に取り入れるといいでしょう。
まとめ
活性酸素が体内で増えすぎることによる影響や、ファイトケミカルスを含む野菜・果物について見てきました。ファイトケミカルスはさまざまな種類をバランスよく摂取することが望ましいです。でも忙しい毎日では、たくさんの種類の野菜や果物を継続的に摂るのが大変なときもありますよね。サプリメントなどもうまく活用しながら、ライフスタイルに合わせて取り入れてみましょう。
【出典】
- くらしの情報サイトNHK 「らいふ」「自律神経を整えて 疲れにくいカラダを手に入れよう!」
- 厚生労働省「統合医療」情報発信サイト「ビタミンD」