中国の無錫(むしゃく)に2015年にオープンした「ボタニカルリサーチセンター」は、48ヘクタール(118エーカー)の農地と、先端の研究ラボ、大きなグリーンハウスを有する施設です。
この施設では、中国の漢方薬をはじめとしたアジアに生息している植物に特化し、その有用性や有機農業について研究を行う施設で、将来のニュートリライトやアーティストリーなどの製品に有用な植物を研究しています。その原点は、ニュートリライトの創立者であるカール・レンボーグ。彼が1920年代に中国赴任中に中国伝統の漢方に興味を示したことが、彼が植物の持つ力に気づきニュートリライトをつくる原点となったのです。
また、農業研究をするのであればもちろん安全な環境が非常に重要です。40か所以上の候補地を探した結果、選ばれたのが「無錫」の土地でした。なぜなら、無錫は古墳などの遺跡が非常に多く存在し、古くから自然が壊れないよう中国政府が環境を守ってきた土地のため、水・空気・土が非常にきれいな状態が保たれているのです。
このように中国伝統の漢方薬の有機農業を研究する施設は「世界初」。常に時代の最先端を目指す研究への熱意が表れている施設ではないでしょうか。