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心もフレッシュにするビタミンCの意外な役割

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2022年1月 7日 / 更新:2022年2月16日

レモンでおなじみビタミンC。美容にいいとよくいわれますが、実は他にも大切な作用があるって知っていましたか?しかし、ビタミンCは熱や水に弱いので、調理方法に工夫が必要だということはあまり知られていません。あわせて知って、もっとビタミンCを生活にとり入れましょう!

ビタミンCはストレスにも抗える!

ビタミンCが不足すると免疫力が下がるため、病気にかかりやすくなったり、治るまでに時間がかかったりすることがあります。疲れやすくなり、だるい状態が長引く原因も、ビタミンCが足りないのかも。

また、ビタミンCは体だけでなく、心の健康にも必要です。興奮したり緊張したりするときに出る「アドレナリン」はストレスに対抗するための大切なホルモン。アドレナリンがつくられるとき、ビタミンCは大量に使われます。いらいらしたり、気力がわかないときはビタミンCが足りているかチェックしてみて。

1日に必要なビタミンCはレモン1個分!

ビタミンCの1日の摂取基準は成人男女ともに100mgとなっています。わかりやすく表せば、レモン1個がちょうど100mg。そのほか赤ピーマン1/2個で128mg、柿1個で140mgと、野菜や果物に多く含まれています。ビタミンCは尿や汗として排出されるようになっているので、日常の食生活でどんなにとっても、とり過ぎで悩むことは、まずないでしょう。逆にいえば、体外に出やすいので、こまめな摂取が必要です。

水にも熱にも弱いビタミンC!調理方法にひと工夫

ビタミンCは水に溶けやすく、また、熱にも弱い栄養素だとされています。そのため、「ゆでる」料理の場合ビタミンCは半分以下になってしまったというデータも…

一番いいのは生で食べること。ただ、カットした野菜を冷水にさらすとビタミンCが溶け出してしまいます。シャキッとさせるために水にさらしたいときは「切る前」にしましょう。そのほか、空気に触れると酸化してビタミンCの効力が弱まってしまうので、食べる直前の調理を心がけて。

組み合わせて効果倍増!ビタミンCは他の栄養素とタッグでとるのがオススメ!

ビタミンCは、ほかの栄養素と一緒にとることでより効果が大きくなります。たとえば「鉄分」。食品に含まれる鉄分には肉や魚などに含まれる「ヘム鉄」と、野菜などに含まれる「非ヘム鉄」があります。もともと体に吸収されやすいのはヘム鉄のほうですが、非ヘム鉄もビタミンCと一緒にとれば吸収率はアップします。

骨を強くしたいときは、カルシウムとビタミンCを一緒に。骨は、コラーゲンとカルシウムなどのミネラルとの組み合わせでできています。そして、コラーゲンの生成にビタミンCは欠かせないからです。

適量を守り、効果的な調理方法で、ビタミンCを上手にとっていきましょう。

【参考文献】


  • 厚生労働省 ホームページ
    新星出版社『栄養成分の事典』監修:則岡孝子
  • 女子栄養大学出版部『栄養素の通になる 第3版』著者:上西一弘
  • 丸善『新板薬剤師がすすめるビタミン・ミネラルのとり方』著者:福井透
  • 東京堂出版社『ビタミンCの事典』著者:石神明人

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