日本語では「菜食主義者」という意味の「ベジタリアン」。野菜を中心とした食生活を送る人のことを指します。肉は食べないけれど魚は食べる、卵ならOKなど、ベジタリアンにもさまざまなスタイルがあり、最近は肉、魚、卵、乳製品などを避けるベジタリアンを「ヴィーガン」と呼び、そのライフスタイルも話題になっていますね。
この「ベジタリアン」、野菜という英単語 Vegetables(ベジタブル)から派生した言葉だと思っている方が多いのではないのでしょうか。実は違います!
ベジタリアンの語源はラテン語の「vegetus(ヴェジタス)」と言われていて、“健全な、新鮮な、元気のある”という意味があります。もともとは肉、魚を食べず、穀類や野菜、豆類といった植物性食品を中心とした食生活を送るスタイルを指していました。そこからベジタリアンのスタイルも様々に広がっていきました。
一方で、Vegetables(ベジタブル) の語源はというと、これも同様にVegetus だと言われています。つまり、ベジタブルとベジタリアンはどちらも、“健全な、新鮮な、元気のある”という言葉から生まれた単語なんですね。