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食生活

ビーガンとベジタリアンの違いから探る、野菜いっぱい生活

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2022年1月 7日 / 更新:2022年2月16日

「ベジタリアン」は、イギリスのベジタリアン協会から広まった概念です。ベジタリアンの語源はラテン語の「vegetus」に由来し、「健全な、活気のある」といった意味を持っています。つまり、ヘルシーで元気に暮らすことを目指すのがベジタリアンの本質なのです。

そんなベジタリアンの中でも、ストイックに菜食主義を貫くのがビーガンです。「完全菜食主義」といわれるビーガンとベジタリアンの違いや特徴、ビーガンの人が食べられるものなどをご紹介します。

ベジタリアンとは?

「ベジタリアンは野菜だけを食べる菜食主義者」と誤解されがちですが、実際には肉などの動物性食品を避けるほかは、穀物や果物、豆、海藻、きのこなど多様な食品が食べられています。

ベジタリアンは国、文化、宗教などによってさまざまなタイプがあります。たとえばベジタリアンの中には、動物性食品を一切摂らないのではなく、植物性食品と乳製品を食べる「ラクト・ベジタリアン」や、植物性食品と乳製品・卵を食べる「オボ・ベジタリアン」などもいます。一説にはヨーロッパやアメリカに多いとされていて、国際ベジタリアン連合ではこの2つを含む「ラクト・オボ・ベジタリアン」を基本的なベジタリアンと認めているようです。

ベジタリアンの中でも「完全ベジタリアン(完全菜食主義)」とされるのがビーガンで、食事だけでなく衣食住に関わるすべてにおいて、できるだけ動物性のものを避けます。食事では肉類・魚介類・乳製品・卵など一切の動物性食品を摂らず、蜂蜜なども食べません。

また動物愛護やエコ(地球環境保全)の思想を持っている人が多く、革製品、毛皮、化粧品、石鹸などの動物から得られる製品についても使用しない人もいます。

ビーガンが食べられるもの、ビーガンを続ける理由

ビーガンの人が食べているのは、野菜、果物、米・パン・パスタなどの穀物、ナッツ類、豆類、シリアル、食パンなどの植物性食品です。肉類を食べないために不足しがちなたんぱく源は、豆乳、豆腐、玄米、オートミール、「畑のお肉」とも呼ばれる大豆ミート、油揚げ、高野豆腐などで補います。動物由来の素材が多い食事と比べてカロリーが低く、低脂肪なことがビーガンの食事といえそうです。

また脂質を押さえた食事は、高血圧・動脈硬化・心筋梗塞などのリスクを減らすことができるといわれており、健康の保持にも効果的です。 さらに、脂質の多い食事では皮脂が増えたり腸内で毒素が増えて体臭の原因になったりすることがありますが、低脂肪食では皮脂や体臭が減るといわれています。

このように、ビーガンを志向する人たちは宗教や動物愛護などの理由などから多様なライフスタイルを探っています。食事ひとつ取っても、世界には色々な考え方があるんですね。

食生活を健康的な食生活の基本は、バランスのよい食事を1日3食欠かさず摂ることにあります。健康的なカラダづくりにはまず、3度の食事をしっかり食べることが大切です。野菜をたくさん食べたいと思いながらも、ついつい手が回らないことも多い私たち。ビーガンの考え方を知って尊重しつつ、バランスのとれた食生活でヘルシーなライフスタイルを目指しましょう。野菜の栄養素やファイトケミカルスを手軽に摂れるサプリメントなどもいいですね。野菜の恵みを満喫しましょう。

【参考文献】


  • 国際ベジタリアン連合 HP

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