年末年始のパーティシーズン。パーティの定番メニューのひとつといえばピザですよね。のせる具材のバリエーションで、子供向けにしたり大人向けにしたり、ワインやビールなど飲み物と組み合わせたり、などいろいろな楽しみ方ができる人気メニューです。宅配や手作りなどシーンに合わせて手軽に選べるのも魅力ですよね。でも、おいしくて食べ過ぎてしまいがちな上に高カロリーなのが難点でした。
そこで、今ピザのニュースタイルとして注目度が急上昇なのが「ピンサ」です。ピザの本場イタリアの女性の間で人気が出たことからヨーロッパに、そして世界に広がってきました。「ピンサ」はそもそも古代ローマで作られたという古い歴史を持つ食べ物で、ピザの起源になったとも言われています。ラテン語で押しつぶす、挽く、踏みつぶすという意味の言葉が語源になっているそうです。
ピンサの人気のポイントは、そのヘルシーさにあります。ピザの生地は小麦で作られますが、ピンサには水分を多く含む上質な小麦と大豆粉、米粉が使われます。また、ピザは生生地の上に具をのせてから焼きますが、ピンサは生地を先に焼いてから具をのせます。チーズなど具を加熱したい場合は、焼いた生地に具をのせてからさらに軽く炙って仕上げます。そのため、もちっとしたボリューム感のあるピザに比べて、ふわっとした軽さとさくっとした歯ごたえが楽しめるのがピンサの特長です。
また、生地を焼いてから好みの具をのせられるので、フルーツやサラダなど、生の具と相性がいいのもポイントです。野菜をたくさんのせてヘルシーに楽しんだり、フルーツなどと組み合わせてスイーツとしてアレンジするなど、バリエーションが広がります。専門店もオープンしているようですが、自宅でも簡単に作れるレシピもたくさん紹介されています。ホームパーティなどでピザの代わりにゲストとピンサを楽しむのもいいですね。