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「もち麦」始めた?「もち麦」の食物繊維は、なんと白米の約25倍!

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2022年1月19日 / 更新:2022年12月23日

食べながらやせようとする美容食品として注目される「もち麦」。そのパワーのヒミツは、もち麦にたっぷり含まれる「食物繊維」にあります。美容対策に取り入れてみませんか?

医学博士・永田孝行

一般社団法人 日本ダイエットスペシャリスト協会理事長
健康運動指導士

生活習慣病予防と改善の為の食事療法としてGI値に着目し、低インシュリンダイエットを提唱。主な活動として、各健康保険組合・企業・各都道府県での講演活動、雑誌の指導・監修、テレビ、ラジオ、新聞などの取材も多数受けている。

◆一般社団法人 日本ダイエットスペシャリスト協会 公式ホームページ:https://jdsa.co.jp/

もち麦とは:どんな麦なの?もしかしてお餅?

もち麦とは、麦茶やビールの原料などに用いる大麦のこと。大麦には粘りの少ない「うるち性」と粘りがある「もち性」があり、後者の総称がもち麦です。お米でつくるお餅とは関係がありませんが、モチモチしていることが名前の由来です。

もち麦が注目されている理由は、食物繊維の豊富さにあります。白いご飯と比較すると、その量はおよそ25倍。食物繊維が多いとされるごぼうと比べても2倍以上も多く含まれているのです。すごいでしょう!

食物繊維には、身体にとって有用な働きがあります。食物繊維を多く含む食品には、身体環境を整える働きがあるため、日々の快調な生活に役立ちます。

そうはいっても、忙しい毎日の食生活のなかで実際に食物繊維を摂るのは簡単ではありませんよね。そこで最近、簡単&手軽に食生活に取り入れることができて、食べてキレイになるパワーを秘める実力派食品として注目を浴びているのが「もち麦」なのです。

「もち麦ごはん」で食物繊維たっぷり

食物繊維の手軽な摂取法が、毎日食べる主食の白米に食物繊維が豊富なもち麦を3~5割加えて炊く「もち麦ご飯」です。

もち麦の調理法はとっても簡単。米の炊飯と同じように、適量の水を加えて炊飯器や鍋で炊きます。いつものご飯にモチモチした食感が加わっておいしいですよ! 例えば、白米150g(1合)に、もち麦50gを加えて炊くと、炊き上がりは約300gになります。これを1日2回に分けて食べるだけで、白米を食べるよりも糖質を減らすことができ、さらに食物繊維が約5g(日本人の食物繊維1日あたりの目標量4分の1強)も摂取できるのです。


日本人の食物摂取量は減少傾向にある

日本人の食物繊維摂取量は、年々減少傾向にあると言われています。

1950年頃は一人あたり1日20gほどでしたが、現在の日本人の食物繊維摂取量は、1日平均で「11~14g」。厚生労働省が『日本人の食事摂取基準(2015 年版)』で提唱している摂取量「女性は1日18g、男性は1日20g以上」に追いついていないのが実情です。

この差を一気に埋めてくれるのが、食物繊維摂取の救世主「もち麦ご飯」なのです!


食物繊維が不足するとどうなる?

食物繊維が不足すると身体のコンディションに影響を及ぼす可能性があります。そのため、スッキリした毎日を過ごすためには、食物繊維を摂取することをおすすめします!

もち麦に含まれる食物繊維は菌活に役立つの?

近年、注目を集めている「菌活」において、食物繊維が重要な役割を果たすことをご存知でしょうか?

菌活と言えば「発酵食品で乳酸菌やビフィズス菌を摂る!」というイメージがあるかもしれません。しかし、食物繊維は内側から身体環境を整えるために大切な栄養素なのです。


そもそも菌活とは?

菌活とは、菌類を摂取することで腸内環境を整える活動のことです。有効な菌類は、腸内の善玉菌を増やす助けをすると言われています。充実した毎日を過ごすためには、心や身体を健康的に保つことが欠かせません。菌活により腸内環境が整えば、生き生きと日々を過ごせるようになるでしょう。


もち麦に含まれる食物繊維は菌のエサになる!

もち麦に含まれる食物繊維は、善玉菌のエサになると言われています。健康な身体は、善玉菌が優勢な状態です。つまり、善玉菌の割合を増やすことが大切なのです。

食物繊維は、乳酸菌やビフィズス菌とともに摂取することで善玉菌の働きをサポートすることができます。そのため、菌活で食物繊維が注目されるのです。

善玉菌を助ける作用がある食物繊維やオリゴ糖を積極的に摂取すれば、菌活をスムーズに進めることができるでしょう。

もち麦とともに腸内細菌を助ける!うれしい食品

食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があります。もち麦が含んでいる栄養素のうち、約9%が水溶性食物繊維、約4%が不溶性食物繊維であり、水溶性食物繊維が豊富な食材です。

もち麦とあわせて、不溶性食物繊維が豊富な食材をはじめ、さまざまな栄養素を含む食材をバランス良く摂取することで、身体環境が整った毎日を目指すことができます。


発酵食品

漬物やキムチ、納豆、味噌などの発酵食品には、腸まで届きやすい植物性乳酸菌が含まれます。もち麦とともに美容と健康を維持する最強タッグになってくれます。


ヨーグルト

ヨーグルトに含まれる乳酸菌は善玉菌の代表格です。もち麦に含まれる成分「βグルカン」と一緒に健康のために働いてくれます。


良質なオイル

良質なオイルは腸内細菌のサポートに大切です。亜麻仁油などに含まれる「オメガ3脂肪酸」は、酸化しやすいので加熱せずにサラダなどに加えましょう。

腸内細菌のサポートによりも白米の半分程度と、健康が気になる方にうれしい「もち麦」の効果を明らかにした研究成果も発表されています。スーパーフード「もち麦」は、毎日の食生活に取り入れてみる価値が大きそうです。

まとめ

食物繊維は腸内の善玉菌をサポートし、菌活にとって欠かせない役割を果たす栄養素です。食物繊維は水溶性と不溶性に分かれるため、もち麦をはじめ、豊富に含んだ食材を選んでバランス良く摂取することをおすすめします。

普段の生活で食物繊維を摂取するのが難しいという方は、手軽に摂取できるサプリメントを取り入れるのも一つの方法です。食物繊維を摂取して、スッキリとした毎日を目指していきましょう!



菌活にも詳しい「食コンディショニングアドバイザー」の五味先生がおすすめする菌活はこちら

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