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ナンバーワン朝食はどれ?食べたくなっちゃう世界の朝ごはん6選

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2022年1月 7日 / 更新:2022年2月16日

みなさんは朝食、ちゃんと食べていますか? 一日の始まりをおいしく彩ってくれる朝食は、その日の元気の源になることはもちろん、規則正しいライフサイクルを作り美容にも良い影響を与えます。そんな大切な習慣である朝食ですが、世界の人たちはいったいどんなものを食べているのでしょうか? 今回は、おいしくて健康的な世界の朝食をご紹介します!

朝食は文化の表れ

地球上のさまざまな土地や気候にあわせて、おいしいもの、健康に良いものも多種多様に広がっています。つまり、各地の伝統的な朝食というのは、そこに暮らす人々の文化を表現した個性だといえるでしょう。珍しくもおいしくてヘルシーな、6つの国の朝食を見ていきましょう。

タイ:カオトム

タイの伝統的な主食は、日本と同じお米(カーオ)。カオトムは、白がゆにネギやパクチーなどの香りの強い野菜、ナンプラーで味付けした肉などを加えたものです。忙しい朝のバンコクでは、よく屋台でカオトムを買って食べるそうです。うま味の強い薬味やナンプラーの力で、朝から元気をくれそうなおかゆです。熱帯性気候の暑さを乗り切るための知恵がつまっているんですね。

イスラエル:シャクシュカ

シャクシュカはトマトソースに卵を落として半熟に仕上げた料理で、10分もあれば完成しちゃう手軽さが朝食にうってつけ。オリーブオイルとニンニクで炒めたトマト・タマネギをよくつぶしてスパイス(チリパウダーやカイエンペッパー)で味つけ、そこに卵を割り入れるだけです。野菜や卵をバランスよく取り入れた一品なので、一食に必要な栄養素をいっぺんに取ることのできる朝食なんですよ。

ブルガリア:バニツァ

私たちのイメージどおり、ブルガリアではヨーグルトをよく食べているそうですが、バニツァもしばしば食卓にあがる朝食だそうです。小麦粉から作った皮で何かしらの具を挟んで焼いたバニツァは、家庭によっていろいろな具が使われます。一般的な作り方は、カッテージチーズに卵をよく混ぜたものを具として、それをパイ生地で交互に重ねて焼きます。チーズたっぷり、朝から良質なたんぱく質が摂取できるわけですね。

ペルー:カウカウ

ペルーの朝食でよく食べられるカウカウ。これ、牛の胃袋であるセンマイ、ジャガイモやタマネギなどたくさんの野菜を使ったスパイシーな煮込み料理なんです。朝から煮込み料理なんて少し驚いちゃいますが、スパイスがよく合って強い食欲増進効果があるそうですよ。センマイはエネルギーやビタミン、ミネラルも豊富なので、十分な栄養素をとって朝からパワーがあふれてきそうですね!

メキシコ:ウェボスランチェロス

メキシコの食卓には欠かせないトルティーヤ(トウモロコシから作ったパン)の上に目玉焼きをのせ、たっぷりのサルサソースをかけて食べるウェボスランチェロス。見た目も鮮やかですし、バランスよく一日に必要な栄養素が含まれています。卵のほかに、肉や野菜、豆のペーストなども一緒にのせて食べられているそうです。

やっぱりおいしい。日本の朝食!

日本にも伝統的で魅力的な朝食がありますよね。ご飯と汁物、主菜1品と副菜2品という組み合わせは、季節の食材をおいしくヘルシーに食べるための先人の知恵。お米を中心にして魚や野菜が並ぶ日本の朝食は、必要な栄養素をバランス良く摂取させてくれます。そしてなにより、やっぱり和食は落ち着きますね。

ヘルシーで栄養価にあふれ、見た目にも楽しい朝食が世界各国にはあるんですね。日本の朝食の魅力も再確認しながら、他の国の朝食もぜひ試してみてください! 自分にあった最高の朝食が見つかるかもしれませんよ。

【参考文献】


  • 知っとこ! 制作スタッフ編集 『知っとこ!世界の朝食 おいしいレシピ集』 宝島社
    服部幸應・服部津貴子 『元気が出る!世界の朝食』 ①~⑤ 日本図書センター
    奥村彪生 『日本の朝食』 農山漁村文化協会


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