お酒は人間関係を円滑にするコミュニケーションツールのひとつですが、飲みすぎると体に悪い影響を及ぼすことも。今回は二日酔いを治す方法と、二日酔いになりにくくする対策法をご紹介します。
コミュニケーションの潤滑油といえばお酒
若い世代ではお酒を飲む人が減ったといわれています。それでも酒宴は、古くから親交を深める場として重宝されてきました。結婚などのお祝いの席や何かをやり遂げたとき、その日の疲れを癒やすためにみんなで飲むお酒は格別においしいもの。節度を持って楽しく飲めば、仲間との絆も深まるでしょう。
「適量」のお酒には、ストレスを緩和してリラックスできたり、血行をよくしたりとうれしい効果もあります。飲みすぎには十分注意して、翌日への活力となる飲み方をしたいものですね。
お酒の体への影響って?
「酔う」とは、アルコールで脳がまひすること。酔いには段階があり、ほろ酔い→酩酊(めいてい)→泥酔(でいすい)→昏睡(こんすい)と進むにつれ、コントロールが利かなくなります。
人によって異なりますが、楽しく飲めるのはほろ酔い状態まで。ほろ酔い状態のアルコール量は、ちなみに、アルコールが分解されるのに必要な時間は、お酒に強い人でもビール1缶につき数時間かかるといわれます。
当然、個人差があり、人によってはもっと時間がかかることもあります。翌日活動を開始するまでの時間と酒量を計算して、ほろ酔い気分までに抑えるのが楽しく飲むコツです。お酒に弱い人や体調がよくない場合は特に注意してくださいね。
知りたい!悪酔いしないためのTIPS
それでは、悪酔いしないためのヒントをいくつかご紹介しましょう。
- 食事をしながらゆっくり飲む
胃の中に食べ物があると、アルコールの吸収を遅らせることができます。お酒を飲むときは必ずおつまみなどを食べながら、ゆっくり楽しみましょう。 - 水を飲む
血中アルコール濃度を急激に上げないために、水を飲みながらお酒を飲むのもおすすめです。特にアルコール度数の強いお酒を飲むときは、意識して水を飲むようにするか、薄めて飲むようにしましょう。 - 飲みすぎない
二日酔いの原因はずばり飲みすぎです。肝臓の処理能力を上回るほど大量に飲まないように、適量を心がけましょう。記憶をなくすまで飲むのはNGです。
まとめ
楽しくお酒を飲むなら、ほろ酔い程度に抑えるのが一番です。一気飲みは急激にアルコール血中濃度を上げるので控えること。体質やその日の体調によっても酔いやすさは変わるので、自分の体の調子を見ながら飲みましょう。
【参考文献】
- 【出典】
- 特定非営利法人アスク - 「酔い」のメカニズム4段階