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トリプルX開発秘話:ファイトケミカルスが進化したわけ

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2022年1月18日 / 更新:2022年2月16日

ファイトケミカルスの量と種類が進化したトリプルX。これを実現するにあたり、濃縮物(コンセントレイト)をつくる工程に新たなテクノロジーが導入されました。

濃縮物(コンセントレイト)をつくる工程は、まず収穫した原料植物は脱水・粉砕されます。その後水やアルコールなどに溶かして繊維質以外の栄養成分を抽出し、その後低い沸点で沸騰させて濃縮液をつくります。そして最後に、濃縮液の水分を乾燥機を使って、完全に飛ばして、濃縮物の粉ができあがります。

新たな技術が導入されたのが、最後の乾燥の部分です。

従来の手法は、「スプレードライ」というもので、高温の鉄板に濃縮液を噴射して瞬時に水分を除去して栄養価を保持するというものです。

従来のスプレードライも非常に有効な乾燥技術ですが、ファイトケミカルスの中には極度に熱に弱い成分がいくつかあり、高温の鉄板に瞬時に噴射するだけでも栄養価が損なわれてしまうものもありました。例えば、紫の植物に含まれるアントシアニンなどのファイトケミカルスです。トリプルXでは、世界的に不足している「紫」カテゴリーのファイトケミカルスを強化することがリニューアルの1つのコンセプトだったのですが、それを実現するには、従来の方法に代わる乾燥技術の導入が必要でした。

そこで、新たに導入されたのが「RWドライ*」という新しいテクノロジーです。これはベルトコンベアーのようなシートがひかれた機械で、シートの下には温水が循環しています。この上に濃縮液を薄く流していくことで、低温で徐々に水分を除去することができます。これにより、極度に熱に弱い成分でも栄養価を保持したまま濃縮物を得ることをできるようになりました。

こうした新たなテクノロジーを導入もあって、粒の大きさをキープしたまま、ファイトケミカルスの量をアップさせることに成功したのです。

トリプルXについては こちら

【参考文献】

  • *RWはReflective Windowの略で、水の熱伝導を利用した乾燥技術という意味です。

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