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ストレス社会に負けないための5つのリラクゼーション法

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2022年1月 7日 / 更新:2022年2月16日

職場や友人関係など、さまざまな場所で感じるストレス。ストレスを放っておくと、疲労感が溜まったり、抑うつ状態を招いたりと、心身ともに問題を起こしかねません。この記事ではストレスと向き合い解消するためのリラクゼーション法を紹介します。

ストレスチェックをしてみよう!

ストレスは目に見えない分、どれだけ自分に負荷がかかっているのかはわかりにくいものですよね。その結果、「まだ頑張れるはず…」と無理をしてしまったことのある人も多いのではないかと思います。客観的に自分のストレス指数をはかるためには、WEBでのチェックテストがおすすめです。厚生労働省ではオンラインでできる診断を提供しており、わずか5分で自分のストレスレベルを確かめることができます。「自分では気づかなかったけど、すでに相当ストレスが溜まっていた」なんてこともあるかもしれません。

2015年度に「労働安全衛生法」という法律が改正された結果、労働者が 50 人以上いる事業所では、年一回ストレス検査を実施することが義務付けられました。

ストレスチェック制度についての記事は こちら をご覧ください。

脱ストレスのための5つのリラクゼーション法

当然ですが、チェックテストを受けただけではストレスはなくなりません。ストレスを軽減するためには、体や心と向き合い、健康に保ってあげることが大切です。そこで、以下の5つのストレス解消法をおすすめします。

●おススメ1 入浴

湯船に体を沈めてゆっくり浸かることは、ストレス発散に効果的です。これは入浴による体温上昇で血行が促進され、老廃物の排出がうながされることで疲労が回復するため。また、お湯の水圧による適度なマッサージ効果も期待できます。

さらに、入浴によって「交感神経」から「副交感神経」に神経のバトンタッチが行われるのもポイント。「交感神経」は心拍数の上昇や発汗などの作用を促す一方、「副交感神経」は気分を落ち着かせ、眠気を引き起こします。副交感神経が活発な状況下では、セロトニンの分泌が活発になり、全身の筋肉がゆるみ、凝りが取れてリラックスできます。

●おススメ2 リンパマッサージ
体の各細胞に新鮮な酸素や栄養素を運ぶ一方で、不要となった疲労物質などの老廃物を吐き出す役目を持ったリンパ。健康的な生活のためには良好なリンパの循環が欠かせませんが、ポンプの役目を果たすはずの周辺の筋肉が硬くなっていると、それが上手くいかないことがあります。この結果、老廃物や余分な水分が体の中に溜まってしまうというわけです。

これを改善するために、リンパのマッサージを行ってあげましょう。たとえば1日5分、耳たぶをくるくると回してあげたり、デコルテのリンパを流すことによってすっきりとした気持ちになれるはずです。

●おススメ3 睡眠

睡眠中、我々の脳はリセットされ、脳内の老廃物が排除される仕組みになっています。これは、ノンレム睡眠の過程で不必要なストレスや記憶を消去されるから。ノンレム睡眠はもともと「脳を休ませるために発達した眠り」のため、このような働きがあるのですね。「朝起きると嫌なことも薄まっていた」という経験をした人も多いかと思いますが、これは脳科学的にも理にかなった現象です。

●おススメ4 ヨガ
ポージングによる疲労回復効果と、腹式呼吸および瞑想によるリラックス効果が期待できるヨガ。もちろん、発汗によるデトックス効果も。瞑想のなかで「自分という存在と向き合う」時間を大切にしているため、身体面、精神面ともに整える作用があります。 不眠や片頭痛など、ストレスによる様々な病気の予防となるとともに、ポジティブで安定したメンタルバランスを保つことができるようになるでしょう。

●おススメ5 カフェでゆったり

自宅でゆっくりしようと思っても、なんだかんだ洗濯や掃除などに時間を割いてしまうもの。その点、カフェでひとりくつろぐ時間は、本当の意味でリラックスした時間と言えるかもしれません。さらに、人間がリラックスした時に多く出るα波というものが、コーヒーの香りによって通常時より多く出ることが証明されています。また、カフェでBGMとして流れていることの多いクラシックにも、同じような効果があるとされています。

ストレスを溜めすぎないために...

ストレス解消のコツは、適切なタイミングで適切に行うことです。ストレスを溜めすぎる前に、適宜ガス抜きしていけるよう調整してみてください。

そして、最後にひとつ注意点が。それはストレス解消のためにと思って、あまりそればかりしすぎると、体に負担をかけ、疲れてしまうことがあります。ストレス解消のために始めたリラクゼーション法がストレスになってしまっては意味がありません。ゆっくりと、焦らずにストレスに向き合いましょう。

【参考文献】


  • 厚生労働省
  • 日本味と匂学会誌『コーヒー豆の種類の違いによる香りのリラクゼーション効果の差異』
  • 主婦の友社『モーツァルトを聴くだけで自律神経を整えるCDブック』著者:篠原 佳年
  • 主婦の友αブックス『深堀真由美の基本のヨガ入門―カラダもココロもリラックス』著者:深堀 真由美
  • 永岡書店 『脳も体もガラリと変わる!「睡眠力」を上げる方法』著者:白川 修一郎
  • 主婦の友社『リンパケア革命―耳たぶ回しで顔も身体も生まれ変わる!』著者:木村友泉

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