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健康管理

脳卒中は20 代、30 代でも。誰でも知りたい予防と早期発見のコツは?

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2022年1月18日 / 更新:2022年6月14日

知日本人の死因第4位でもある脳卒中。「高齢者がかかりやすい病気」とイメージする人は多いでしょう。でも実は、20代30代にも起こり得る病気です。若い有名人でも発病が報道され、関心が高まっています。自分や自分の家族が脳卒中でつらい思いをしないために、いま気をつけたいこと、早期発見のコツを紹介します。

脳卒中ってどんな病気?

脳卒中は、脳の血管が詰まる「脳梗塞」、脳の血管が破れて出血する「脳出血」、脳の血管にできたこぶ(脳動脈瘤)が破裂する「くも膜下出血」の3タイプに大きく分けられます。厚生労働省の統計によると、日本人の死因の第4位6で、命が助かっても重い後遺症が残ることもある怖い病気です。中高年が気をつける病気と思われがちですが、20代、30代で発症することもあり、誰にとっても他人ごとではありません。

生活習慣病が脳卒中の引き金に!?禁煙、節酒、適度な運動とバランスのよい食事が予防に

脳卒中を引き起こし得る危険因子は、高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙、肥満、過度の飲酒など。予防するには、バランスのよい食事と適度な運動、ストレスをためこまない、タバコやお酒を控えるなど、健康的な生活を心がけることが大切です。まずは、生活習慣を見直して、危険因子をひとつでも減らしましょう。

【生活習慣改善10個条】
その1【運動】適度な運動を毎日続けよう
その2【たばこ】今すぐ、禁煙を!
その3【食事(塩分)】塩分は控えめに
その4【食事(脂質)】油っぽい食事は避ける
その5【食事(肉類よりも魚のすすめ)】主菜は“肉より魚”を心がける
その6【食事(野菜)】野菜をたっぷりとる
その7【飲酒】お酒はほどほどに
その8【歯の健康】毎食後歯を磨こう
その9【ストレス】自分に合った方法でストレス解消
その10【睡眠】規則正しい睡眠で十分な休養を

「もしかして脳卒中?」と思ったら、顏、腕、言葉をチェック!早期発見・治療が回復のカギだから。

脳卒中の症状は百人百様ですが、以下のような症状が前ぶれとして突然起こることもあります。脳卒中を疑うべき症状をしっかりと把握して、家族間で共有しておくといいですね。日本脳卒中協会が脳卒中の可能性を疑うべき症状を紹介しています。

【脳卒中を疑う5つの症状】
①片方の手足、顔半分の麻痺、しびれが起こる(手足のみ、顏のみの場合もあります)
②ろれつがまわらない、言葉がでない、他人の言うことが理解できない
③力はあるのに立てない、歩けない、ふらふらする
④片方の目が見えない、物が2つに見える、視野の半分が欠ける
⑤経験したことのない激しい頭痛がする

どれか1つでも当てはまれば脳卒中の可能性大。
「とりあえず様子をみよう」「救急車は大げさよね」と思われるかもしれませんが、様子がおかしいときには、症状が軽くても一時的なものであっても、発症時間を確認して直ちに救急車を呼ぶこと。

早く治療を開始することで、後遺症が軽くなる可能性もあるのです。症状に気づいたら、すぐに119番と覚えておきましょう。

【参考文献】

  • 出典:全国健康保険協会

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