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健康管理

情報の80%は目から。目の疲れとさよならするには

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2022年1月18日 / 更新:2022年2月16日

人間が物事を認識する感覚、いわゆる「五感」のうち、目からの情報は80%以上を占めるといわれています。パソコンやスマートフォンなど、目から情報を受け取る機会が増えている今、目の疲れは現代病ともいえるかもしれません。ふと気がついたら目がしょぼしょぼ…そんなことはありませんか?目の疲れの原因と対策を知って健康な目をキープしましょう。

目の疲れ、放っておいてはダメ

目はとてもデリケートで複雑な仕組みです。大まかに言うと、外界の光や形をとらえる網膜や水晶体を含む眼球と、その情報を脳に伝える視神経で構成され、それを睫毛やまぶたが守っています。また、ものを見るときに眼球を見たい方向に動かすのが眼筋という筋肉で、その運動回数はなんと1日で10万回以上といわれています。この運動回数が多くなると筋肉が疲労し、目の疲れの原因となります。

目の疲れを感じたときにそれを放っておくと、頭痛や肩こり、倦怠感や不眠といった全身の不調につながります。これを「眼精疲労」といって、慢性的な目の疲れやストレスが主な原因です。眼精疲労を起こさないためにも、目が疲れたなと思ったらこまめに疲労を解消させることが大切です。

目の筋肉疲労を取り除く4つの方法

目の疲れをとるのに必要なのは、まず目を休めること。目を閉じて静かに休息をとることが疲労回復の第一歩です。また、目の筋肉の血行を促進することも有効です。目に冷やしたタオルや蒸しタオルをあてることで温冷の刺激を与えて、血液の流れを促すと、筋肉が回復しやすくなります。

マッサージや目の運動も疲れ対策にお勧めです。目の周りの骨を指先で押してマッサージ。痛い部分があったらゆっくり息を吐きながらやさしく押しましょう。また、固く閉じた目をパッと大きく開き、上下左右に目だけを動かして筋肉をストレッチするのも、筋肉の緊張や疲れをほぐすはたらきがあります。

毎日の生活習慣が目の健康を左右する

目の健康をキープするためには食生活も重要です。栄養バランスのとれた食事を摂ることはもちろんですが、目に良い成分を積極的に摂りたいものです。例えばビタミン A は夜間の視力の維持を助ける栄養素です。不足すると夜盲症(暗いところで目が見えにくくなる)の原因になったり、目の表面が乾燥して炎症をおこしやすくなったりします。

また、パソコンやスマートフォンの画面から発せられるブルーライトは、目に大きな影響があります。現代人の目の疲れの最も大きな原因と言えそうです。

網膜の中心部に位置し、ルテインが特異的に蓄積している部分を黄斑と呼びます。視力を維持する上でとても重要な部分で、黄斑部にあるルテインという成分はブルーライトを遮断する機能を持っています。このルテインは加齢や活性酸素のダメージによって減少するため、1日6mg以上摂取することが推奨されています。ルテインは、ほうれん草やニンジンなどの緑黄色野菜に多く含まれていますが、ルテインを食品から継続的に摂るのは意外と難しいもの。サプリメントを上手に利用するのもお勧めです。

目の疲れが解消されないときは「そのうち治るだろう」と放置せず専門医の診察を受けましょう。メガネやコンタクトを使っている人は、自分の目に合うものを正しく使用することも重要です。毎日酷使しがちなだからこそ健やかな目をキープすることはとても大切。いつまでもクリアな視界を保つためにも休息タイムをしっかり確保して、積極的に目に良い生活をしたいですね。

【参考文献】

  • 参考:法研「徹底図解 目のトラブル」 戸張幾生

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